ギフト券販売促進術

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配布金券型作成

ここからは具体的な手法となります。販売ではない配布型の券を作るための具体的な方法、効果的な方法、注意点などをまとめています。

金額アイテムの設定

まずは使いたい衝動が起きる事が第一です。あなたの顧客は、ターゲットは何を望んでいるのでしょう?目的に応じて設定しましょう。金額を割引く券を配布すると言えば、単なる値引き戦略のように感じるかもしれません。何も考えず値引きするのは消極的、かつ短絡的値引き作戦。よく考えてターゲットを絞り込み、顧客の目的を把握しながら行うのは攻めの販促です。

●金額設定
商品券やギフト券と同様に金券として使える券
実質割引券だが、1000円券でも、高額商品の場合は成立する。

●割引サービス
金額分割引く券。上記と効果が同じ券だが、1000円割引と書いてある点が違う

●特典付加サービス
条件付きで券を使い特別のおまけ商品やサービスが受けられる券。例えばテニスラケットを購入時にボールと引換出来る券や、宿泊すると朝食がサービスされる券。

●商品引換
特定の商品券と同等の券。上記と同じ効果。無条件で交換できる券。無条件で交換できるが、交換だけはしにくいため何かの購入時に使用できるような券。

割引率よりも価格表記の方が人の感情を刺激する

割引率を表示するチケットや券が多いですが、顧客の立場から言えば、率よりも金額の表示の方が訴求効果が高い結果が出ています。これは計算を必要とする割引率よりも、金額が直感的で分かりやすく、感情を刺激する為です。割引率が効果を生むのは、価格が全国一律一定で、認知率が高い場合に限られます。適正な率でない場合は、元の価格設定そのものを疑われます。
当たり前ですが、絶対にしてはいけないのは在庫処分の為に大きな割引率を表示した券です。魅力が半減するとともに、意図を見抜かれる可能性が高く、普通に在庫処分としてセールする方がよほど効果があります。

常に分かりやすい表記を心がける

金額表記の場合、例えば、特定商品の500円券の場合、500円で購入出来るのか500円引いてくれるのかが紛らわしい場合があります。明確に表示しましょう。例)例えば、ディナー500円券とあった場合、ディナーが500円で飲食できるのか500円引いてくれるのか直感的に分かりません。割引するなら500円割引と明確にする方が良い結果を生みます。逆に500円でディナーを…という方法は分かりにくい為、通常価格を入れる必要があります。

では、デザインの設計についてはどうでしょうか…次へ。