まずは購入して使う必然性を作ることが第一で、これは作成の欄で述べた価格的魅力、ギフト券としての魅力がある事を前提として、これをどのように顧客に伝えて、認知してもらうかがポイントになります。販売型の場合は、配布型と違い財布にいれてもらう事ではありません。
ポスターや顧客への郵送物、或いは飲食店ならばテーブル上のPOP、レジでの告知などで、ギフト券や商品券を購入する事の利点を告知して、徹底的に購入の促進を図ります。券を購入せず、現金で払えば済むようなものならわざわざ券を購入する意味はありません。券を購入するメリットを打ち出した告知をしましょう。
具体例)10枚で1枚プラスキャンペーンならば、回数券と同じ効果が得られます。但し、ある程度期間を区切る事で、今、購入する必然性を作る必要があります。常時いつでもキャンペーンをすると年中値引き販売と同じ事になります。
異業種や取引先とのタイアップも有効な手段です。例えば、異業種の販促手段として利用してもらう。具体的には、額面価格よりも割り引いて販売し、割引分は、一次集客費用と考え、それを顧客サービスの一環として配ってもらう方法があります。
例えば1000円の商品券を異業種の販促手段として使ってもらう手法です。この場合、500円で販売して、配ってもらえれば、500円引きで一次集客が可能となります。クーポンマガジンで500円引きで集客した場合と比較して、圧倒的に再集客に有利な事が分かる筈です。(価格を引いたのは贈り主であって、使う顧客ではない事に注目してください)
配った券が100%使用されない場合は、そのまま売上げとなります。団体や組合や仕入れ先などに協力を得られ、商品サービスが魅力的であればあるほど有効な手段です。